その日は午前中新潟で所用があったため、磐越西線で郡山を目指します。木の枕木があってローカル線の風情ですね。
車内は各ボックスがさらっと埋まる程度の乗り具合。五泉より先はほぼ乗り鉄の人ばかりでした。津川でもほとんど乗降ナシ。阿賀野川沿いをのんびり走ります。GV-E400系も勾配に差し掛かるとエンジン音が高くなって従前のキハ110とあんまり変わらない感じですね。
上野尻駅前には廃業してしまった駅前旅館が・・・。磐越西線沿線にはまだ残っている駅前旅館もあるのでいつか泊まってみたいもの。列車は会津盆地に下りていきます。
架線が撤去された喜多方を過ぎて定刻で会津若松に到着。貨物ホームがそのままオフレールステーションになっているんですね。
会津若松で一休みして近くのスーパーをのぞくなどした後、再び磐越西線に乗ります。快速ですがE721系の2両、この編成は全車自由席でした。合理化で仕方ない面はあるんでしょうが、2両だと座席は満員で立ち客が目立つ感じだと疲れますね。2両ながら一応盛況で郡山に到着。今夜は郡山で1泊します。
郡山駅はホームが低いままなんですね。これから乗る水郡線は欠け取りの3番線なので上野寄りの先っぽを目指します。この日は暑くてクーラーの効いた車内で待てるのがありがたかったです。
ボックスの半分くらいが埋まったところで発車。初夏の田んぼがまぶしいです。
水郡線は小さい駅でもホームがかさ上げされて新しい感じになっていました。震災復興の補助かなにかで直したのでしょうか。途中の磐城石川で交換しました。対向の郡山行きは立ち客が目立つ盛況です。
郡山から1時間ほどで磐城棚倉に到着。数人が下車しました。立派な国鉄型駅舎ですがすでに無人駅、観光協会の人があいさつに立っておられました。
渋い雰囲気です。JRバス車庫も併設されています。
今度はゆっくり町を観光したり泊まったりしてみたいものですね。
白河駅行きのバスがやってきました。棚倉町内から金沢内までは谷間を通るルートの専用道があり、地図でも確認できますが災害を受けてかなり前に経由しなくなってしまったとのことです。しばらくは国道を走ります。
専用道と国道の交点を探してみましたがよくわかりませんでした。バスは初夏の田んぼ道を快調に走ります。
最近老朽化などで経由しなくなった梁森付近の専用道入口はすぐわかりました。そして現役のバス専用道に入ります。
白棚線、めっちゃ楽しいですね!単線幅の道路を快調に走ります。景色だけ見れば鉄道とほぼ同じ!?昼間だったせいか「バス交換」はありませんでしたが、専用道内はそれなりの頻度で交換場所が設けてありました。それと、白棚線は全体に利用が多く、各所で乗り降りがあって地域に根付いたバス路線ということが実感できました。地方のバスに乗るとそれなりの頻度で自分しか乗っていない時がありますし・・・。
白河市街地に近付くと一般道に戻りますが、新白河駅に立ち寄った後一部廃線跡を利用したと思われる道を通りました。いや〜、今回は来てよかった!大満足です。
白河では白河ラーメンを食べてみました。中越のショウガ醤油ラーメンと違って柔らかいおいしさですね。
白河駅も良い雰囲気。きれいに整備されていますね。
今年の大河ドラマで登場している松平定信の居城、白河の小峰城です。こちらもいつか見てみたいもの。
この日は時間に余裕があったので白河からは普通列車乗り継ぎで大宮まで。その後は上越新幹線で中越に帰宅しました。今回は思い切って訪問して本当に良かったですわ〜。

