先日思い立って山口県の錦川鉄道、宇部線、小野田線、山口線に乗り鉄し、そのまま山陰に抜けて出雲大社に寄ってきました。往復サンライズを利用したのですが、予想以上に混んでいてなかなか空きがない。何回かチャレンジして往復のきっぷを入手しました。
行きはやっと空きが出たソロで今回初体験。これはさすがに狭い・・・。まあ、岡山までなのでこれで我慢です。乗るまでに友人と東京駅で飲んでた割にあんまり寝られず。
乗る予定の500系こだまが入線しています。ずっと昔、一度だけのぞみで乗ったことがありますがあまり覚えていません。さすがに最古参となってくたびれた雰囲気もあります。
それでも最速を目指した貫禄は昔のまま。すばらしい雰囲気です。
今回は乗り得とされる6号車、元グリーン車で錦川鉄道との乗換駅、新岩国を目指します。
こだまなのでちょくちょく停車します。トンネルが多くて景色はイマイチですが退屈は感じず新岩国に到着。国鉄のムードそのままの駅舎を出て左折、錦川鉄道への連絡通路を早歩きで移動します。
元貨車の待合室にはまだ旧駅名の「御庄」が残っていますね(笑) やってきた錦町行きに乗車。
美しい錦川の景観と山村が広がります。錦町方面なら進行右側に座った方が良さそうですね。
車両も転クロで快適。沈下橋や滝など名所を通りかかると案内も入ります。途中で気付いたのですが、踏切が河山駅近辺以外見当たりません。鉄建公団線ほどの線形ではないものの、戦後開通の路線らしいですね。
終点錦町に到着。今回はこの先の未成線を利用した施設へは行かずにこのままとんぼ帰りです。この列車はそこそこ停車時間が取られていますが大半の列車は折り返し時間が数分程度ですね。
錦町駅には腕木式信号機が展示してあったりお土産物や記念乗車券などが販売されていたりしました。
帰路も川沿いを走り、小さな駅に止まります。錦川にはあちこちに河原へ車で降りられるスロープが設けられており、実際にカジカ漁らしき作業をしている人も見かけました。今回はあいにく今一つの天候でしたが晴れていれば最高でしょう。
岩国まで乗り通していったん休憩。錦川鉄道は乗客の減少から今後存廃の議論が行われる予定とのことです。確かに今回の乗車でも乗り鉄とおぼしき人が5人未満、地元の方と思われる人が数名と土曜日とはいえ正直バスでも赤字間違いなしの乗り具合でした。景色は素晴らしく、乗車時間も適度でやや行きにくい場所ではあるものの、とてもお勧めできる路線なので何とかなってほしいものです・・・。次は岩徳線で徳山を目指します。
徳山までの岩徳線より少し早く出る錦川鉄道の折り返し錦町行を利用して古い駅舎が残る西岩国駅に途中下車してみました。岩徳線は一時山陽本線だった時期があり、西岩国駅は岩国駅だったそうです。もともとの岩国市街もこちらの方が近いそうです。残念ながらこの辺で雨が降り出して街歩きは不可能に・・・。
次の岩徳線はキハ40の単行で席がさらっと埋まる乗り具合。途中の乗降もそれなりにあってガラガラどころが徳山に近づくに連れて混んできました。雨で湿度が高いため窓が曇り、外も見えないのでひたすら我慢の時間を過ごして徳山に到着です。岩徳線は線形こそ悪くないものの、山が迫る区間では西日本お約束の例の徐行区間があったりしてローカルムードがあります。駅舎も歴史がありそうなものを見かけたのでこちらも途中下車する価値がありそうでした。。
次の宇部線&小野田線編 http://sumatorausagi.seesaa.net/article/510252901.html