夕張市の石炭博物館で夕張鉄道展が開催されていると聞き、http://sumatorausagi.seesaa.net/article/493080251.htmlで模型も揃えた時から興味を持っていたので廃線跡巡りを兼ねて行ってきました。現地は残念ながら公共交通で巡るには厳しい状況になっているため、新潟港から小樽港まで新日本海フェリーに自家用車を積んで夕張まで往復しました。夏季の混雑期のため出航12時の90分前までに港に来るよう指示があり、思ったより早起きで出発です。最低のツーリストAですが寝具も付いていてカプセルホテルだと思えばなかなかの快適性。小樽には4:30と超早朝着になります。この航路に入っている「らべんだあ」と「あざれあ」は巡航25ノットの優秀船!
往復の食事はこんな感じでした。千円弱で安くはありません。味はこんなもんでしょうって感じ。レストラン非営業時は隣のカフェコーナーや売店が営業するものの、食べ物の品ぞろえはイマイチなので色々飲み食いしたい人は持ち込んだほうが無難かも。事前に予約すればコース料理も食べられるようです。また、6階には狭いながらアメニティ完備の浴場があります。タオルもレンタルできるので乗船後もひと風呂浴びられてありがたい。
一方飲み物は意外と充実、やたらとビールを売っていました(笑)
早朝の小樽に到着後はすぐに札樽〜道央道で野幌に移動、夕張鉄道の廃線跡巡りを開始します。夏の北海道は4時を過ぎれば十分に明るいですね。まずは北海鋼機駅跡に保存されている腕木式信号機からきらら街道を走ります。この道は主に夕張鉄道の廃線跡を利用しているそうです。
北海道らしいまっすぐな道が続いています。が、きらら街道に限らず道道は予算不足なのか保守が不十分で穴や段差が多く、考えずに飛ばすとガツンと大きな衝撃が・・・。ちょうど麦の収穫期のようで金色の畑も多くありました。
南幌の中心部の手前、野幌から来て交差点を渡った先にわずかだけ路盤と思われる部分が残されていました。踏切と道路は斜めに交差していたのを直角に直したようです。ここは迷惑にならずに車を止められるスペースがないので撮影できるのは早朝の特権ですね。
きらら街道は夕張鉄道のルートを外れて町の外周を回るため、碁盤目の交差点を曲がりつつ南幌駅跡のビューローで休憩です。航空写真だと廃線跡は一目瞭然ですが実際に走るとなかなか実感がないですね。農業用倉庫の向きが当時の名残なのかな〜と感じるのみ。ここには駅名標などの資料が展示されているそうですが、残念ながら早朝のため閉館中。次の北長沼はここと同じ感じなのでスルー。集落の外周を回って栗山に向かいます。それでものぞきみた土地割に鉄道の名残が感じられました。
夕張川を渡る鉄橋跡のうち、栗山側の築堤を見るため橋を渡った直後に左折します。砂利道で細いですがUターンしないで抜けられます。もともと渡船もあったと案内板がありました。盛夏で草木が元気いっぱい、事前情報では残っているとある橋台は確認できず。
続いて栗山公園に移動、夕張鉄道21号機を見てきました。国鉄の9600と同系だそうです。
普通にキャブにも入れます。きれいに保存されていて地域の愛を感じました。ここには本物の夕張鉄道のレールが展示してあり、30〜37kg/mとありました。長大な石炭列車が通る路線にしては軽くない?と感じて不思議でした。9600は最高65kmでゆっくりだから大丈夫なんでしょうか。
2に続きます。http://sumatorausagi.seesaa.net/article/504047388.html
ラベル:廃線跡