2023年04月06日
381系やくもと因美線&津山線プラス近鉄ひのとり乗り鉄2
始発列車の因美線智頭行で鳥取を出発します。因美線を走るキハ126は始発のこれ1本だとか。因美線の智頭以南は本数が少なく途中下車する場合は選択肢がほとんどありません。向かいには始発のスーパーはくとが準備中です。ここで気付いたのですが、鳥取発着のはまかぜ、昼間の列車に変わっていたんですね。
終点の智頭でやっと夜が明けてきました。乗ってきた人の大半は上郡行の智頭急行線に乗り換えていきます。
しばらく待っていると津山からの始発の因美線キハ120が到着しました。この折り返し列車に乗って、登録有形文化財になっている美作滝尾駅に降りてみたいと思います。
だいぶ明るくなってきました。那岐駅には良さげな駅舎が見えます。ここは診療所としても使われているとか。
のんびり山間をたどります。時折25キロの徐行が入って西のローカル線を実感します・・・。早朝の列車なのでガラガラで楽しめました。
美作加茂駅では交換のためしばらく停車します。街道に面した静かな町のようですね。駅舎は新しいものになっています。
現在の因美線、智頭津山間は全くのローカル線です。しかし、智頭急行線の開通前は陰陽連絡を担う路線の1つでグリーン車付きの急行砂丘が何往復も走る重要な路線でした。そのため駅の有効長が長く、完全なローカル線の雰囲気とは少し違います。
美作滝尾駅に到着しました。到着の直前から霧に包まれて視界があまりなくなってしまいました。脇には古い貨物ホームも残っています。
駅舎内にはこれまでの歴史や映画の舞台になったことなどが紹介されていました。思ったより観光化されていて、色々作った方々には申し訳ないながら個人的にはちょっと興ざめでした。
座っていると寒いのと、地区の行事があるようで駅前に車が入れ代わり立ち代わりやってきて居心地も今一つなので、1キロ程度しか離れていない前駅の三浦駅まで歩いて行ってみることにしました。
道中には地域の歴史的な農業用構造物の紹介がありました。霧が残る川沿いを歩いていきます。
美作滝尾駅から三浦駅へは大半が集落内の道ですが、最後にしばらく歩道のない県道を歩く場面がありました。休日の朝で交通量は少ないものの、田舎では歩行者の存在を考慮しないで運転してしまう人が多いので注意が必要です。
のんびり歩いて40分くらいで三浦駅までやってきました。谷あいでまだ日が差さず寒かったです。いったん集落に入ってから駅に降ります。
駅には立派な記念碑が。三浦駅は地元の請願で設置されたそうです。美作滝尾との短い駅間にはこんな歴史があったんですね。
ホーム1本の無人駅ながら6両くらいの停車を想定した感じです。昔は朝夕に長編成の列車がやってきたんでしょうか。日が差すまでだいぶ凍えましたが無事次の列車で津山に向かいます。
2番列車は座席の7割が埋まる感じ。それなりに地域の足として機能しているようでホッとしました。後で考えてみると、宿泊地を津山として、こちらの始発列車智頭行で那岐駅に下車、折り返しで知和、また折り返して美作河井、最後に津山と動けば駅舎巡りが最大限できた感じですね。これだと因美線に完乗できないので今回は不可ですが、もし次の機会があれば実行してみたいです。津山からは快速ことぶきで岡山に出ました。キハ47の2両で席はほぼ満席の盛況。法界院までは立つ人もいました。
岡山からは在来線で大阪難波を目指します。
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