南海フェリーに乗る機会がありました。だいぶ前で正月です(笑) 徳島から大阪なら高速バスの方が速いのですが、南海線にも乗ったことがないですし、鉄道連絡船ということで朝7時過ぎに徳島港へやってきました。ここは徳島駅などの中心街からはかなり離れていて歩いていくのは厳しいと思います。バスも走っていますが、正月で本数も少なくギリギリになりそうだったので駅前からタクシーを利用しました。
乗船予定は8:00発で40分くらい前に港にやってきました。佐渡汽船と比べるとだいぶこじんまりしています。それでも連絡船らしく、南海沿線までの連絡割引乗車券が発売されていたのでなんばまで購入。また、和歌山港から乗り継ぎ予定の特急サザンの指定券も併せて購入しました。なお、和歌山港駅は無人化されていて指定券の購入はできなさそうでしたので、指定席を利用したい場合は徳島港で購入した方が無難だと思います。
正月で車の利用が多かったのか遅れて入港してきました。和歌山港での乗り継ぎ時間があまりないのでちょっと心配したものの、手早く折り返し準備が済んで定刻に出航。天気も良く穏やかにいけそうです。佐渡汽船だとこうはいかないかな(笑) まあ船の大きさが半分近く小さいので小回りがきくもあると思いますが。
紀伊水道はべたなぎ。港外に出てもほとんど揺れません。船内はイス席とじゅうたん敷きの半々?くらいでしたが混んでいたので写真は撮れっていません。船内には売店があり、軽食を取ったりできるようでした。和歌山までの2時間は海を眺めたり横になって寝たりしていたらあっという間でした。
和歌山港に入港します。和歌山港駅が見えてきました。到着後、すぐに長い連絡通路を渡ってホームに上がります。ところどころに南海フェリーの係員がいて誘導してくれます。窓口は閉まっていてここで指定券を買うのは無理そうでした。フェリー側の窓口ならもしかしたら買えるかもしれません。
和歌山港駅は昭和レトロな雰囲気で一度行ってみたいと思っていました。うーん、期待に違わないいい感じ。1番線側の線路は2002年まではもう1駅先の水軒までつながっていました。レールがさびていたので現在はあまり使用されていないようです。
乗り継ぎ予定のなんば行き特急サザンが入線してきました。ラッキーなことに新しい12000系サザンプレミアムです。
特急サザンはなんば寄り4両がロングシートの自由席。特急券は不要です。和歌山寄り4両がリクライニングシートの指定席です。名鉄みたいなシステムですね。
ホームをウロウロしているうちに発車時間になりました。フェリーとの接続が主で時刻表に掲示された列車本数は少ないです。しかも、フェリー全便に特急サザンが接続しているわけでもないんですね。時間の短いバスに押されて乗客が少ないからでしょうか。とりあえず乗り込んで確保しておいた席に座ります。やっぱり指定券なしで乗った人がいて、駅で買えないのはちょっと不便だなと思いました。ただ、この本数だとホームに券売機を置くほどでもないんでしょうし。
和歌山市駅までは臨港地帯をゆっくり走り、以降は南海本線を飛ばしてなんばに向かいます。正月のせいか途中駅からもどんどん乗ってきて指定席も満席になったようです。けっこう揺れるのが印象的でした。
和歌山港から1時間ちょっとでなんば駅到着。高速バス+1時間かかりますが変化があって楽しい旅でした。