早朝の門司港の街を駅に向かいます。銀天街は北九州のアーケード街によくあるらしいです。観光鉄道の線路を渡って土産物店街を抜け、門司港駅へ。
九州といえど3月の朝はまだ風が冷たかったです。都合よく行橋行きがあったのでさっそく乗車。
行橋駅に長駆宮崎へ向かう787系にちりんシーガイアが入ってきました。個室で長時間乗車してみたいものです。反対には811系が。九州はだいぶ前に仕事で福岡市内に来たのみで新鮮ですね〜。
平成筑豊鉄道田川線のディーゼルカーが単行でやってきました。乗客は数名のみでガラガラです。車内で1日乗車券を購入しました。源じいの森など沿線の温泉にも入れるようです。
かなり駅間が短くこまめに停車します。国鉄時代からの駅は運炭列車を通すべく有効長が長いのですぐわかりますね。崎山駅は構内踏切に木造駅舎が残っていて惹かれるものがありました。今回は予定的に乗り鉄が精いっぱいなので素通りですが・・・。
油須原、遠くに石灰岩の香春岳と時刻表で想像だけしていた駅を過ぎていきます。田川線は山越えで意外と深い渓谷もあり、景色を楽しむには良いと思います。ただ、勾金までの乗客は終始数人で存廃が持ち上がっている現状では存続が厳しいかもしれません。
田川伊田で一気に乗車、活気が出てきて中枢駅の金田駅に到着。このあたりの元炭鉱町と合わせて1日巡るのも良さそうな田川線でした。ここで糸田線に乗り換えます。
丘陵地帯を走ってほどなく田川後藤寺に到着です。座席がさらっと埋まるくらいは乗客がいてホッとします。田川後藤寺は駅も商店街も渋い雰囲気でここも歩いてみたい街になりました。
写真を撮りまわって再び糸田線で戻ります。今度は直方直通なので乗ったままです。
炭鉱全盛期を偲ばせる複線区間をわりとゆっくり走り直方に到着。若干の立ち客が出る乗り具合で、福岡に近い人口の多い地域では一定の利用があるようですね。
広大な直方駅の構内を眺めた後は駅下に入っている東筑軒でかしわうどんを食べました。

直方駅は小ぎれいに整備されています。近くにはこれまた昭和レトロな商店街が。しばらく歩いて筑豊電鉄の駅に向かいます。気温が上がってきて汗が出てきました。
筑豊直方駅は無人駅でトイレもありません。曜日によっては定期券を販売するために駅員さんが入るようでした。路面電車タイプの高架駅が新鮮です。
筑豊直方駅を発車するとすぐ遠賀川を渡ります。最初はガラガラでしたが駅ごとに乗客が増えていき、途中で下校の学生が大量に乗車して満員に。
筑豊電鉄は丘陵地帯を走るためか最大40パーミルの勾配をみかけました。電車はわりとすいすい走るので乗っているとあまりわかりませんが。ここでトイレに行きたくなってしまい、定期の学生が大多数のはずなのに黒崎駅でなかなか進まないので焦りました(笑) 路面電車なので出口で運賃を払ったり定期券を確認したりするので時間がかかるんですね。
今回の乗り鉄ラストは筑豊本線の盲腸線部で若松へ向かいました。工業地帯と住宅地が入り混じった中を蓄電池車が走ります。若松駅には機回り線も残っていました。現在はヤード跡地を利用した団地が林立しています。
若松駅舎の内部や周辺には石炭輸送華やかりし頃の解説や石炭車が展示してありました。残念ながらここで時間切れ。翌日は新潟市内で用事があるため飛行機でとんぼ返りします。
福岡新潟線はずいぶん小さい飛行機です。前回は737だったような・・・。
あっという間に日没、ぼんやりしていたら新潟に着陸。飛行機は速いですねえ(当たり前)。今回は、今回も?駆け足でしたが趣深い各所を見ることができて満足でした。
次は四国、予土線かな・・・。