KATOの古い外国型、スムースサイド客車を以前からちまちま集めてきました。ライトも付かない旧製品ながら雰囲気は十分でいい感じだと思います。全て中古でバラで出てたものもあるので元々のセット内容とは違いますが、昼行列車から地方の夜行列車まで一定の編成を組めるレベルにそろえることができました。なお、実際の形式があるとは限らず、雰囲気重視のなんちゃってな部分があるそうです。e-bayを見ると車種は同じでカラーを色々な鉄道に塗った物が沢山出てきますね。
44席の座席車。車体が大きいので一番下のクラスと言えども日本のグリーン車並みの広さだったようです。
続いてドームカー。以前紹介したミルウォーキーロードのとは違い、ドームになっているのはごく一部だけです。階下は売店になっていたとか。これを2両含んだ座席編成だと観光地を行く列車になりますね。
最後尾を飾る展望車。後ろ側はラウンジと売店、前寄りはこの車両の場合ベッドのあるコンパートメントになっているようです。特にライト類は点灯しませんがレンズが入っているので室内灯を入れれば光りそうです。屋根上にあるのはアンテナです。これは自分で取り付けるようになっており、金属線も付属していましたが支柱の穴が小さすぎて全然通らないのにビックリ。仕方がないのでピンバイスで穴を広げて支柱を線に通し、屋根上の穴に入れていく面倒な作業がありました。一応日本製のはずなのにおおざっぱな仕事です(笑) やはり評判悪かったのか以後のモデルでは食堂車屋根上ともどもプラ造形になっていますね。
食堂車です。屋根についているのはアンテナで、実際に金属線も付属していたのですがうまくはめる事ができず支柱だけ・・・。
6-6-4寝台車です。内容は開放寝台6、1人用個室ルーメット6、2人用2段ベッド室、ダブルベッドルーム4かと思われます。これはプルマンのロゴがあるので所有はもちろん車掌やポーターなどは全てプルマン持ちの車両になりますね。
荷物車(奥)と郵便車(手前)です。戦後の鉄道衰退期にはこればかり連結されていて客車は1〜2両なんて列車も見られたようです。この郵便車は車内で仕分けも行っており、乗員は訓練が必要な大変な仕事だったとのこと。この郵便輸送は各鉄道会社のそこそこの収入源になっていたため、それに合わせて地方への旅客列車も残されていたそうです。郵便輸送が廃止になった時点でそれらの旅客列車も命脈が尽きて、残っていた列車も次々と廃止、最終的にはアムトラックの発足となります。
一通りそろったので満を持して?新品の機関車、E9Aを購入したところちょっと違和感が。単独で見るとそうでもないですが色が濃いんです。荷物車と連結すると一目瞭然ですね。当時の写真を見る限り客車たちの方が本物に近いように思えますが・・・。
この話は次の更新、最新の製品であるシティオブロサンゼルスセットに続きます。
次のシティオブロサンゼルス http://sumatorausagi.seesaa.net/article/496947769.html
ラベル:アメリカ型