深川からは網走からのオホーツクで札幌に向かいます。キハ183も乗り納めになる可能性が高いので、奮発してハイデッカーのグリーン車にしてみました。さすがの重厚な走り。車番を確認するとエンジン自体はキハ261と同じものに換装された車のようです。札幌についてから後ろに回ると新特急色の車が連結されていました。
札幌駅構内の蕎麦紀行で幌加内そばを食べてみました。おいしいですね。混んでいるのも納得です。ここから小樽までは733系のUシートにしてみました。
小樽からは山線のディーゼルカーに乗り換えます。立客も見えて2両でもかなり混んでいます。余市までの輸送密度は2,000人程度あるというのも納得です。小樽市と余市町との負担割合が偏っているため小樽市側が反対して廃止予定になっていますがどうなるのでしょうか。今夜は倶知安に宿泊する予定ですが、まだ時間があるので余市で途中下車します。
余市ではニッカウヰスキーの工場直売店に立ち寄って1本買ってきました。今度はきちんと予約して見学やレストランでの食事もしてみたいものです。次の列車で倶知安に移動しました。こちらも2両編成の座席がさらっと埋まる感じで廃止予定路線には見えません。倶知安駅は新幹線の工事が始まっていて仮ホームと滞泊用の車庫のある小さな駅になっていました。
倶知安の町はインバウンドがあったせいか活気が感じられます。町の本屋さんやお菓子屋さんなど生活必需品以外の店が残っていて留萌との差は大きいですね。昨夜の反省から、今夜は町のスーパーでよさそうな品物を見繕ってホテルの部屋飲みとしました。
余市で買ったシェリーカスクの小瓶。値段並みにおいしいですが、昔飲んだものと比べて確かに若い感じが。マッサンでブームになって原酒がなくなったと言うのは本当なんでしょうね。
翌朝は始発の長万部行に乗車します。行き止まり側のホームには苫小牧行きのキハ201が。この車両も山線と共に引退なのでしょうか。
山線はその呼び名の通り山また山を走ります。羊蹄山が見える以外は正直地味で石北本線に雰囲気が似ているように感じられました。H100系は快調に走って長万部に入ります。
長万部には残り少なくなったキハ40がいました。ここから北斗で函館に向かいます。ラッキーなことにキハ281でした。この車両がもう引退なんてちょっと信じられません。振り子はしなくなったものの、新世代ディーゼルカーらしい力強い走りで雨の中を駆け抜けていきます。
新函館北斗からは大宮乗り換えで一気に新潟まで戻ります。倶知安6時発で明るい時間に陸路で戻れるのですから速くなったものです。特に函館から木古内までの速さに面食らいました。ただ、北海道東北新幹線は景色が単調で盛岡までは大半がトンネルなので、乗っていて楽しいかと聞かれるとちょっと・・・ですね。今回は駆け足でしたが堪能できたと思います。
ラベル:北海道