2022年09月21日

留萌本線と函館本線山線の乗り納め3

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 深川からは網走からのオホーツクで札幌に向かいます。キハ183も乗り納めになる可能性が高いので、奮発してハイデッカーのグリーン車にしてみました。さすがの重厚な走り。車番を確認するとエンジン自体はキハ261と同じものに換装された車のようです。札幌についてから後ろに回ると新特急色の車が連結されていました。

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 札幌駅構内の蕎麦紀行で幌加内そばを食べてみました。おいしいですね。混んでいるのも納得です。ここから小樽までは733系のUシートにしてみました。

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 小樽からは山線のディーゼルカーに乗り換えます。立客も見えて2両でもかなり混んでいます。余市までの輸送密度は2,000人程度あるというのも納得です。小樽市と余市町との負担割合が偏っているため小樽市側が反対して廃止予定になっていますがどうなるのでしょうか。今夜は倶知安に宿泊する予定ですが、まだ時間があるので余市で途中下車します。

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 余市ではニッカウヰスキーの工場直売店に立ち寄って1本買ってきました。今度はきちんと予約して見学やレストランでの食事もしてみたいものです。次の列車で倶知安に移動しました。こちらも2両編成の座席がさらっと埋まる感じで廃止予定路線には見えません。倶知安駅は新幹線の工事が始まっていて仮ホームと滞泊用の車庫のある小さな駅になっていました。


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 倶知安の町はインバウンドがあったせいか活気が感じられます。町の本屋さんやお菓子屋さんなど生活必需品以外の店が残っていて留萌との差は大きいですね。昨夜の反省から、今夜は町のスーパーでよさそうな品物を見繕ってホテルの部屋飲みとしました。

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 余市で買ったシェリーカスクの小瓶。値段並みにおいしいですが、昔飲んだものと比べて確かに若い感じが。マッサンでブームになって原酒がなくなったと言うのは本当なんでしょうね。

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 翌朝は始発の長万部行に乗車します。行き止まり側のホームには苫小牧行きのキハ201が。この車両も山線と共に引退なのでしょうか。

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 山線はその呼び名の通り山また山を走ります。羊蹄山が見える以外は正直地味で石北本線に雰囲気が似ているように感じられました。H100系は快調に走って長万部に入ります。

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 長万部には残り少なくなったキハ40がいました。ここから北斗で函館に向かいます。ラッキーなことにキハ281でした。この車両がもう引退なんてちょっと信じられません。振り子はしなくなったものの、新世代ディーゼルカーらしい力強い走りで雨の中を駆け抜けていきます。

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 新函館北斗からは大宮乗り換えで一気に新潟まで戻ります。倶知安6時発で明るい時間に陸路で戻れるのですから速くなったものです。特に函館から木古内までの速さに面食らいました。ただ、北海道東北新幹線は景色が単調で盛岡までは大半がトンネルなので、乗っていて楽しいかと聞かれるとちょっと・・・ですね。今回は駆け足でしたが堪能できたと思います。



ラベル:北海道
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2022年09月20日

留萌本線と函館本線山線の乗り納め2

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 早起きして留萌駅に向かいます。増毛方面や臨港線の廃鉄橋を見てきました。

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 駅舎内にある昔の留萌本線の写真を眺めたりして始発列車を待ちます。かなり前から留萌駅での夜間滞泊はなくなっていて、旭川からの回送だそうです。広大だった構内も公園などに再開発されていました。

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 始発列車がやってきました。乗客は私を含めて3人。こんなものなのでしょうか。

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 留萌を出発します。途中の田畑は電気柵が設置されていることが多いようです。人口が減って動物が出てくるようになったのでしょう。また、恵比島駅外れに残る留萌鉄道本社跡はまだ健在?でした。

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 途中下車1駅目は仮乗降場あがりの真布駅。この手の駅に降りたのは初めてです。

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 しばし堪能します。待合室には駅ノートが設置されていました。

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 ホームの脇には国鉄の境界標が・・・。次の列車が来たので乗り込みます。ここからお名残乗車と思われる人が車内に見え始めました。

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 お次は秩父別に降りてみました。以前は交換設備があったようですね。駅舎内には閉鎖されたきっぷと手荷物の窓口が残っていました。

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 秩父別はさきほどの真布とは違って市街地があります。米の産地でもあるそうで、駅前には立派な農業倉庫が沢山建っています。現在でも使用中のようでトラックが積み込みをしていました。

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 再びやってきたキハ54に乗ります。この列車から一気に乗客が多くなりました。いったん留萌方面に戻りもう1駅降りてみます。

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 最後は峠下に降りてみました。現在は唯一の交換駅になっています。

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 ここも古い木造駅舎が残っています。駅周辺は何もありません。近くに沢があるらしく、アブが寄ってくるので外ではあんまり長居できませんでした。

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 留萌で折り返してきたキハ54に戻ります。これで留萌本線で予定した日程は完了。深川に出て山線方面へ向かいます。3駅とも下車したのは私だけで、1人で堪能できました。


ラベル:北海道
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2022年09月19日

留萌本線と函館本線山線の乗り納め1

 いよいよ留萌本線は2023年3月末で留萌〜石狩沼田間の廃止が決まりました。函館本線も新幹線開業と合わせて山線区間の廃止が決まっています。両線とも学生時代に乗ったきりだったので、今夏思い切って乗り納めに行ってきました。往路は飛行機、帰路は新幹線としました。当初は行きも鉄道で、ひたすら日本海を北上するコースも考えていたのですが、さすがに時間が取れず飛行機としました。今回は直前に広範囲で豪雨があり、奥羽本線が不通になっていたので結果的に正解でしたね。

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 新潟空港です。地方空港らしいのんびりムードですね。着いてしばらくすると千歳行は前夜の豪雨でパイロットのやりくりがつかず遅れると案内が・・・。結局2時間近く出発が遅れました。

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 千歳に到着後は留萌に向かうためとりあえず札幌市内に移動します。留萌へは鉄道による単純往復でなく、片道はバスを利用して変化をつけてみることにしました。今回は未乗の札幌地下鉄東西線にも全線乗りたかったのですが、残念ながら新札幌から大通までの半分となりました。

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 留萌までは沿岸バスの国道231号線経由、特急ましけ号に乗るため札幌駅前バスターミナルに行きます。バスホームの沿岸バスの窓口で乗車券を購入してしばし待機。このルートはかつて北海道中央バスの日本海るもい号も走っており、両者合わせて毎日2本がありました。しかし、日本海るもい号が廃止となり、現在は特急ましけ号が月水金に走るだけになってしまいました。今回の日程のキモになったのは実はここです。

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 定刻通り出発です。札幌駅前バスターミナル発車時点で10人ほどのお客さんがいました。

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 石狩市まではひたすら市街地を走り、ついに日本海沿岸に出ます。札幌駅以外から乗車する人はいませんでした。海岸に出るとさっそくこれぞ北海道といった景色を眺めることができます。好天に恵まれて最高でしたね。

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 石狩から厚田、濃昼(ごきびる)、浜益、幌と快調に進んでいきます。少しずつお客さんが降りていき、さらに空いていきます。客層はケガ等で車の運転ができない人が多いようでした。国道は改修が進んでいて時々長大トンネルで一気に抜けていきます。過去2回、日本海るもい号で留萌から札幌方面に乗ったことがあるのですが、その時よりトンネルが増えた感じです。

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 かつての陸の孤島、雄冬を過ぎ、公園となって整備された増毛駅を経由して留萌十字街に到着しました。札幌から2時間強の旅ですがあっという間でした。増毛から留萌までは先に廃線となった留萌本線の駅舎などがまだ残っているのが見えました。

 この後ホテルに荷物を置いて夕飯に出ました。せっかくなので海鮮にしようと某有名店に入ってみたものの、高い割に大したものがなくこれなら新潟の気の利いた店や佐渡の方がいいかなあという感じでガッカリ。まあ、夏で魚が無い時期だからかもしれませんが・・・。

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 イマイチな気分で店を出て、留萌駅に行ってみました。町はひっそりしていて時折車が通るだけ。歩く人はほとんどいません・・・。留萌駅も誰もおらず、最終列車のキハ54のエンジン音が響いているだけです。

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 立ち食いそばも食べたかったのですが残念ながら時間が合わず。入場券を買ってホームに出てみました。2番線はすでに使用停止なんですね。かなり老朽化も進んでいて切り取るとホラーゲームに出てきそうな感じになります。

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 ひとしきり探訪した後はホテルに戻り、セコマで買った国稀とガラナサワーで飲み直しです。翌日は始発に乗って2〜3駅に途中下車してみることにしました。












ラベル:北海道
posted by nobi at 23:36| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする